the globe

cutting the moment on the globe

screening

ものごとを前に進めて行くためには、自分たちがやるべきではないことを明確にすることが必要だと思っている。各々持っている能力や時間には限りがある。その制限の中で自分には何ができるのかを理解できないと、結局何も進まないと言うことになりかねない。

プロ野球の打者は打率3割で好打者と言われる。10回打席に立ったら7回は失敗をしているにもかかわらずだ。打者よりも投手の方が有利な条件で勝負するゲームだからだろう。この条件下で、監督は勝つための方策を考える。3割打者が3人並んでいたとしても、3人が続けてヒットを打つ確率は2.7%に過ぎない。だからよほどの好条件が揃っていなければ3連続のヒットが前提の作戦は組まない。

ところがビジネスの場では3連続ヒットを前提とした作戦を組むことがよくある。たとえば顧客を満足させるために、1つのプロジェクトにさまざまなアイデアを盛り込もうとする。あれもこれもと盛り込むうちに実現可能性が下がっていることに気づかない。そしてそのことを指摘されると能力不足を指摘されていると誤解し意地になる。アイデアを出している側は至って真面目に前向きに取り組んでいるのでこう言う空気を変えるのは難しい。

現実的なプランを保つためには、目的とそれにかける期間を明確にすることが重要だ。野球の例で言えば3連続ヒットが出る可能性は2.7%はあるわけでゼロではない。しかしながら9回と言う限られた機会の中で出る可能性は高くない。そして、目的は試合に勝つことであって、スコアは10-0であろうが2-1であろうが構わない。そうであれば3連続ヒットを期待する作戦は選択しにくくなる。

これと同じ思考をビジネスの場でもたどる必要がある。このプロジェクトにとっての『勝利』の定義は何か。そしてその『勝利』を効率よく得るためになすべきことは何か。このように考えられれば、勝つためになすべきことを絞り込むことができる。

words from altitude of 33,000 feet

2nd. June. 2017.

JL092 Seoul-Tokyo