the globe

cutting the moment on the globe

shenzhen

訪れるたびに不思議を感じる場所。

香港から深センへ、歩いて国境を越えると雰囲気ががらりと変わる。道路が大きくなってひとが増え、大きな声でリズムの良い会話が飛び交う。多くのSNSが使えなくなって私的な連絡手段がなくなり、Google Mapが使えなくなって居場所の確認が難しくなる。たった10分歩いただけで異世界に飛び込んだような気分になる。それが心地よい感じがするから、より不思議な感じがする。

WiFiにはどこでも接続できる。おそらく世界でもトップクラスの水準だ。だからメールなどの許可されている連絡手段であればむしろ便利なくらいだ。現地の人は買い物のあと、スマートフォンで支払いを済ませ、自転車に乗って移動をする。その自転車もアプリで登録をしてレンタルする。どこでも乗り捨てができ、利用したい場合は一番近い自転車をアプリが検索し、場所を教えてくれる。他の国のように借りる場所、返す場所が決まっていないので利便性が向上し、利用者も多い。

顧客を訪れれば多くの人が英語を話し、ビジネスを海外展開している。その勢いに他の国が追いつくことは当面なさそうだ。だからたくさんの外国人がビジネスのために訪れる。タクシーの運転手は外国人に慣れており、とても丁寧に対応してくれる。

どんな場所を訪れても違いは感じるものだ。ただ、大抵の場合その違いは同じ方向を向いている。より先進的だ、より保守的だ、より豊かだ、そう言った違いの方向性を感じるのが通常だ。

深センにはその方向性がない。SNSが使えなくなって閉鎖的だと感じる一方で、顧客は開放的に海外でビジネスをしている。豊かさを感じる景色もあれば未だに貧しさを感じる場所もある。技術やアイデアには舌を巻くものが多いが、中国だけを念頭に置いているものも多く、他の国への展開は難しいものも多そうだ。だから一概に進んでいるとは言いにくい部分がある。

混沌

僕の勝手な尺度に過ぎないが、これがこの街の魅力なのだろう。いろいろなものが混在しすぎて自分の予想に反する景色を見ることができる。機会があったらふらりと歩いてみてもよいと思う。

words from altitude of 33,000 feet

8th. June. 2017.

CI922 Hong Kong- Taipei