the globe

cutting the moment on the globe

goal

初志貫徹と言う言葉がある。

この初志の定義が厄介で、ひとの判断を狂わせることが多い。自分が決めた目標に向かって努力することはよいことだと思う。しかしながら、目標達成のために設定した手段まで貫徹してしまうと、ほとんどの場合上手くいかない。

実際にやってみると自分が考えていた手段が妥当でない場合も多いし、手段にこだわりすぎると手段自体が目標になってしまうこともあるからだ。

たとえば英語を話せるようになりたい人がいる。そのために週に2度英会話スクールに通い、他にも参考書を月に1冊読むと決める。半年間続けてみても思うような効果が得られない。でも決めたことなので続ける。そして1年後、彼は英語は自分には向いていないのかもとあきらめてしまう。英会話教室も参考書も時間と費用がかかり、そんなには楽しくないものだ。だから苦痛を我慢しても成果が出ないのであればやめてしうまうのは自然なことだ。

でも、もしかしたらパブに行ってビールを飲みながら外国人と話す方が彼には向いているのかもしれない。そのほうが気楽に続けられ、効果が出やすいのかもしれない。だけど、楽な手段に切り替えることは心理的に容易ではない。自分の決断から逃げているような気分になるからだ。

しかし、英語を話すと言う目標が初志なのだとしたら、貫徹するための方法論を変えることは悪いことではないはずだ。むしろそれをしないと初志貫徹は難しいと言うことになるだろう。

もしかしたら、英語を話すと言う初志自体が間違っていたのかもしれない。彼が、楽しく海外旅行をするために英語を学びたかったのだとしよう。それが目的なら、中学校までの英語でたいていのことは事足りる。だから彼の目標はは英語を勉強することではなくて、旅行先でとにかく人に話しかけることにすべきだろう。

目標は自分のために設定するものだ。それならば、自分のために柔軟に設定すべきだろう。目標に自分が縛られてしまっては本末転倒だ。

words from altitude of 33,000 feet

16th. June. 2017.

BA008 Tokyo-London